これまでに日本で発生した巨大地震 昭和南海トラフ・東日本大震災

1.東日本大震災

日本で起きた最も規模の大きな地震は2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震です。地震の規模は観測史上最高のマグニチュード9.0。当初はM7.9→M8.4→M8.8と度々修正されていましたが、国内の地震計だけでは正しい規模が算出できなことがわかり、フィンランドなど海外の地震計のデータも使って計算しなおしたところM9.0と判明しました。

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出典:気象庁|震度データベース検索 

2.千島列島地震

2007年1月13日、千島列島東方沖を震源とする巨大地震が発生しました。地震の規模はマグニチュード8.2と日本の周辺でも10年に一度起きるかどうかの巨大地震でした。震源が日本列島から若干離れていたため強い揺れには襲われませんでしたが、北は北海道、南は関東や近畿でも揺れを感じました。

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出典:気象庁|震度データベース検索 

3.北海道東方沖地震

1994年10月4日、北海道東方沖を震源とする巨大地震(M8.2)が発生しました。この地震では釧路で震度6の激しい揺れを観測したほか、北海道から近畿にかけての広い範囲で揺れを感じました。

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出典:気象庁|震度データベース検索 

4.十勝沖地震

1952年3月4日、北海道の十勝沖を震源とする巨大地震(M8.2)が発生しました。十勝沖では巨大地震が度々発生していますが、この地震はその中でも規模が大きく、北海道内で震度5の強い揺れを観測したほか、近畿や中国地方でも揺れを感じました。

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出典:気象庁|震度データベース検索 

5.小笠原諸島西方沖地震

2015年5月30日、小笠原諸島西方沖の深さ682kmを震源とするマグニチュード8.1の巨大地震が発生しました。深い場所で発生する地震としては世界最大規模で、1923年に地震の観測が始まって以来初めて、47都道府県すべてで揺れを感じました。

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出典:気象庁|震度データベース検索 

6.択捉島沖地震

1963年10月13日、北海道の択捉島沖を震源とする巨大地震(M8.1)が発生しました。択捉島には観測点がないため震源周辺の震度などは分かりませんが、北海道で震度4の揺れを観測しました。

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出典:気象庁|震度データベース検索

7.択捉島沖地震

1958年9月8日、北海道の択捉島沖を震源とする巨大地震(M8.1)が発生しました。この地震では北海道の釧路で震度5の強い揺れを観測したほか、北海道から関東甲信にかけて揺れを感じました。

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出典:気象庁|震度データベース検索 

8.昭和三陸地震

1933年3月3日、東北の沖合を震源とするマグニチュード8.1の巨大地震が発生しました。この地震は明治三陸地震に誘発されたとみられています。この地震は日本海溝より太平洋側で発生していて、この海域で巨大地震が発生すると高い津波が発生するとされています。

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出典:気象庁|震度データベース検索

9.十勝沖地震

2003年9月26日、北海道の十勝沖でを震源とする巨大地震(M8.0)が発生しました。21世紀に入って最初の巨大地震で北海道の広い範囲で震度6弱の激しい揺れを観測したほか、北海道から関東や北陸にかけて揺れを感じました。

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出典:気象庁|震度データベース検索

10.昭和南海地震

1946年12月21日、和歌山県の沖合を震源とする南海トラフ巨大地震(M8.0)が発生しました。当時は震度の観測点が少なかったため最大震度は5ですが中部地方から九州にかけての広い範囲で震度5を観測したほか、北海道でも震度3の揺れを観測しました。この2年前にも南海トラフでマグニチュード7.9の地震が発生しています。

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出典:気象庁|震度データベース検索

 

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