【山口県】3分でわかる過去の大地震「山口県北部地震・防長地震」

山口県

山口県で過去に発生した地震を知っていますか?あまり地震が発生するイメージがない山口県ですが、過去には大きな被害を出す地震が発生したこともあります。その中から2つの地震を紹介します。

1997年 山口県北部地震

地震の概要

1997年6月25日午後6時50分、山口県と島根県の県境付近を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生。島根県益田市で震度5強の強い揺れを観測したほか、山口県や広島県、福岡県で震度4の揺れを観測しました。

 被害

被害の中心は山口県の阿東町で5棟の建物が全半壊するなど、山口県内だけで243棟の建物に被害が出ました。また、山口県内の道路に40mに及ぶ亀裂が生じたほか、土砂崩れも発生しました。震源に近かった阿東町ではほとんどの墓石が倒れました。

1707年 防長地震

地震の概要

1707年11月21日(当時の日本の暦で10月28日)、山口県の内陸部を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生しました。震度など詳しいことはわかっていません。

被害

現在の山口県で被害が大きく、家屋の倒壊が相次ぎました。中でも佐波郡上徳地村(現在の山口市)では289棟の家屋が倒壊し、3人が死亡しました。また土砂崩れが発生したという記録も残っていますが、これ以上の詳しい被害の陽数は分かっていません。 

まとめ

 

山口県内で活断層による地震が発生した記録はありませんが、山口県内には数多くの活断層が存在します。また南海トラフ巨大地震によっても強い揺れに襲われると予想されていて、津波による被害も発生する可能性があります。さらにあまり知られていませんが、日本海側でも規模の大きな地震が発生する可能性があります。「自分は関係ない」と思わず、いざという時に命を守れるように、家具やテレビを固定したり、食料や水、簡易トイレを備蓄するなど備えを進めましょう。地震が発生してからでは手遅れです。


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