【鳥取県】3分でわかる過去の大地震「鳥取県中部地震・鳥取県西部地震・鳥取地震」

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鳥取県を襲った大地震を知っていますか?鳥取県は日本海に面しながらも、地震が多く発生している地域です。過去に鳥取県を襲った地震の中から3つの地震を紹介します。

2016年 鳥取県中部地震

地震の概要

2016年10月21日午後2時7分、鳥取県中部を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生。 鳥取県倉吉市と湯梨浜町、それに北栄町で震度6弱の激しい揺れを観測したほか鳥取市と三朝町で震度5強の強い揺れを観測しました。

 被害

鳥取県内では被害が相次ぎ、16棟が全壊するなど建物への被害は1万件を超えました。また国の重要伝統的建造物群保存地区でもある倉吉市の白壁土蔵群では建物の漆喰の壁が剥がれ落ちるなどの被害も出ましたが、幸いこの地震による死者はいませんでした。

2000年 鳥取県西部地震

地震の概要

2000年10月6日午後1時30分、鳥取県西部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生。鳥取県境港市と日野町で震度6強の激しい揺れを観測したほか、西伯町・会見町・岸本町・淀江町・溝口町・日吉津村で震度6弱の激しい揺れを観測しました。また非公式ながらも日野町では震度7の非常に激しい揺れも観測されています。

 被害

鳥取県や隣接する島根県で大きな被害が出ましたが、震源付近にあまり人が住んでおらず、幸い死者は出ませんでした。しかし、394棟の建物が全壊するなど建物への被害は1万件を大きく超えました。また各地で土砂崩れや道路への亀裂などの被害も相次ぎました。

1943年 鳥取地震

地震の概要

1943年9月10日午後5時36分、現在の鳥取県鳥取市付近を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生。現在の鳥取市で震度6の激しい揺れを観測しました。

 被害

震源付近では甚大な被害となり、鳥取市の中心部は壊滅的な被害を受けました。県内だけで7,000棟以上の建物が全壊し、1,083人が犠牲になりました。また火災も発生しましたが、湿度が高かったことや、倒壊した家屋が延焼を防いだため大規模な火災にはなりませんでした。鳥取県内では記録に残っている中では最悪の被害です。

まとめ

このように鳥取県内では場所を問わず、繰り返し大きな地震が発生してきました。この地域では知られていなかった断層で地震が発生することも多く油断は禁物です。「自分は関係ない」と思い込まずに、日頃から地震に備えましょう。


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