人が死なない防災

「伝わらなければゼロである」これから起きる災害は南海トラフ巨大地震と首都直下地震だけではありません!次に災害が起きた時、一人でも多くの命を救えるように情報を発信していきます!

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利根川・荒川・多摩川が氾濫したらどうなるのか「首都圏洪水ハザードマップ」

首都圏洪水ハザードマップ

大型で非常に強い勢力を保って日本に接近し、強い勢力で静岡県に上陸した台風19号は関東・東海・甲信越・東北の広いエリアにこれまで経験したことがないような記録的な大雨をもたらしました。10月13日(日)の16:00現在、依然として被害の全容はつかめていません。今回、利根川や荒川、多摩川など都市部を流れる大規模河川の大洪水は免れましたが、もしもこれらの河川が氾濫すると、想像を絶するような甚大な被害が出ます。(多摩川は一部で越水があったことが確認されています)

利根川

浸水想定マップ

多摩川洪水ハザードマップ

これは利根川で起こりうる最悪クラスの水害の想定です。この想定は利根川流域の72時間降水量が491mmに達した場合を想定しています。利根川の周辺では最悪の場合、10mを超える浸水が想定されていて、避難場所の選択を誤ると命の危険にさらされます。また、利根川からあふれた水が、関東平野を流れ下り、東京23区の東部にも到達します。

 

これは最悪クラスの想定ですが、72時間雨量が491mmを超えた場合はこの想定を上回る浸水が発生する可能性があるほか、支流で発生する氾濫は想定されていないことにも注意が必要です。

浸水する市町村

東京都では足立区、葛飾区、江戸川区

 

千葉県では銚子市、船橋市、野田市、成田市、佐倉市、柏市、流山市、八千代市、我孫子市、四街道市、印西市、白井市、富里市、香取市、酒々井町、栄町、神崎町、東庄町

 

埼玉県ではさいたま市、熊谷市、川口市、行田市、加須市、本庄市、春日部市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、越谷市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、三郷市、蓮田市、幸手市、吉川市、白岡市、伊奈町、上里町、宮代町、杉戸町、松伏町

 

茨城県では古河市、龍ケ崎市、常総市、取手市、潮来市、守谷市、坂東市、稲敷市、神栖市、河内町、五霞町、境町、利根町

 

栃木県では足利市、栃木市、小山市、野木町

 

群馬県では伊勢崎市、太田市、館林市、玉村町、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町

浸水が続く時間

多摩川浸水継続時間ハザードマップ

利根川が氾濫すると広範囲が浸水するだけでなく、長期間にわたって孤立が続きます。1日で水が引く場所はほとんどなく、場所によっては1か月間も浸水が続きます。また、もともと人口が多いエリアのため、救助がすぐに来ることは考えづらく、事前に避難するか、長期間孤立することを想定して食料や水を備蓄する必要があります。具体的にどの程度備えればいいのかは「【利根川氾濫に備える】水・非常食はどれくらい必要?わかりやすく解説」をご覧ください。

 荒川

浸水想定マップ

荒川洪水ハザードマップ

これは荒川で起こりうる最悪クラスの水害の想定です。この想定は荒川流域の72時間降水量が632mmに達した場合を想定しています。荒川の周辺でも利根川と同じように最10m前後の浸水が想定されている場所があります。また、河口付近に位置するえ墨田区・江東区・足立区・葛飾区・江戸川区では全域または広範囲が水没し、東京駅近くの銀座にまで水が押し寄せる可能性もあります。

 

これは最悪クラスの想定ですが、72時間雨量が632mmを超えた場合はこの想定を上回る浸水が発生する可能性があるほか、支流で発生する氾濫は想定されていないことにも注意が必要です。

浸水する市町村

東京都では千代田区、中央区、台東区、墨田区、江東区、文京区、北区、荒川区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区

埼玉県ではさいたま市、川越市、熊谷市、川口市、行田市、加須市、東松山市、春日部市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、三郷市、蓮田市、坂戸市、幸手市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、伊奈町、三芳町、毛呂山町、川島町、吉見町、鳩山町、寄居町、宮代町、杉戸町、松伏町

浸水が続く時間

荒川浸水継続時間ハザードマップ

荒川の氾濫でも東京の江東5区を中心に長期間にわたって浸水が続きます。人口密度が高い江東5区では、すぐに救助が来ることは期待できません。また、全員が安全な場所に移動するには最低でも72時間もかかるという計算結果も出ています。予想が定まっていない段階で早めに避難するか、2週間以上自力で生き抜くだけの備えが必要です。

多摩川

浸水想定マップ

多摩川ハザードマップ

これは多摩川で起こりうる最悪クラスの水害の想定です。この想定は多摩川流域の48時間降水量が588mmに達した場合を想定しています。多摩川周辺では、利根川や荒川に比べれば浸水面積は狭いものの、東京や神奈川の広範囲が浸水すると想定されています。

 

これは最悪クラスの想定ですが、48時間雨量が588mmを超えた場合はこの想定を上回る浸水が発生する可能性があるほか、支流で発生する氾濫は想定されていないことにも注意が必要です。

浸水する市町村

東京都では品川区、大田区、世田谷区、八王子市、立川市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、日野市、国立市、福生市、狛江市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市

 

神奈川県では横浜市鶴見区、川崎市川崎区、川崎市幸区、川崎市中原区、川崎市高津区、川崎市多摩区

浸水が続く時間

多摩川浸水継続時間ハザードマップ

多摩川が氾濫すると、特に神奈川県で長期間にわたって浸水が続きます。3日以上浸水が続くエリアも広く、場所によっては1か月間も浸水が続きます。このようなエリアでは、長期間しのげるだけの食料や水の備蓄が必要です。

まとめ

 このように利根川や荒川、多摩川が氾濫すると日本の中心部が壊滅的な被害を受けます。近年の日本では大規模な水害が大都市を襲うケースはほとんどありません。そのため、もし荒川や利根川などが氾濫するような事態になれば、今まで誰も見たことがないような巨大災害に発展します。そして、繰り返しになりますが、人口密度の高い関東地方ではなかなか救助が来ません。自分の力で数日間、場合によっては数週間をしのぐための備えが必要です。

 

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