人が死なない防災

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黄色エリアも要注意!地震動予測地図は0.1%で「やや高い」

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全国地震動予測地図2018年版 | 地震本部

 これは2018年に政府の地震調査研究推進本部が発表した「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率」を表した地図です。正式名称は「確率論的地震動予測地図」ですが一般には「地震動予測地図」と呼ばれています。

 

切迫していると考えられている南海トラフ巨大地震や北海道東方沖の巨大地震を考慮しているため、北海道と西日本の太平洋側で赤いエリアが目立ちます。しかし、注目していただきたいのはオレンジや黄色のエリアです。

 

濃いオレンジのエリアは今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率が3%〜6%、薄いオレンジのエリアは今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率が0.1%〜3%、黄色のエリアは今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率が0%〜0.1%です。一見、ほぼ安全なように見えますが、地図の凡例をよくみてください。

 

0.1%〜3%が「やや高い」

3%以上が「高い」

 

え?と思われたかともいるかもしれません。以前から知っていたけど、どうも腑に落ちないという人もいるかもしれません。なぜ、0.1%で「やや高い」になるのでしょうか?その理由は「ほぼ分からない」からです。0.1%でやや高い分類に入ってしまうほど、この地図は誤差が大きのです。わかりやすく言うと0.1%だけれど50%かもしれないし、もしかすると80%かもしれない、とこれくらいの誤差がある地図なのです。

 

この地図で黄色(0.〜0.1%)で示されている場所でも0%の場所はありません。最低でも0.001%くらいは確率があります。そして、この確率はとてつもなく大きな誤差を含んでいる可能性があります。つまり、この地図を見て「自分の地域は危険だ」「自分の地域は安全だ」と言い切ることは不可能なのです。

 

では、なぜこの地図が公表され続けているのか?それは自治体などが地震に対する備えを進める際に、危険な中でも特に危険と思われる場所を把握して優先順位をつけるためです。決して“危険”か“安全”かを判断する地図ではありません!地震動予測地図は“危険”か“かなり危険”か”めちゃくちゃ危険”かを現在の技術で示しているにすぎず、繰り返しになりますが大きな誤差を含んでいます。

 

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