【佐賀県】3分でわかる過去の大地震「福岡県西方沖地震・小城地震・筑紫地震」

佐賀県

「佐賀県は地震が少ない」とよく言われますが、過去には佐賀県でも地震による被害が出たことがあります。あまり知られていない地震が多いですが、過去に佐賀県を襲った3つの地震を紹介します。

2005年 福岡県西方沖地震

地震の概要

2005年3月20日午前10時53分、福岡県沖の玄界灘を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。佐賀県みやき町と福岡県福岡市東区・福岡市中央区・前原市で震度6弱の激しい揺れを観測したほか、佐賀県と福岡県、それに長崎県で震度5強の強い揺れを観測しました。

 被害

被害の中心は福岡県でしたが、隣接する佐賀県でも被害が出ました。建物の被害としては、1棟が半壊したほか100棟以上の建物に被害が出ました。また有田焼にも被害が出て、地震対策を行っていなかった会社を中心に合わせて被害額が約4,000万円近くに上りました。この地震による佐賀県内の犠牲者はいませんでした。

1703年 小城地震

地震の概要

1703年6月22日、佐賀県小城市付近を震源とする地震が発生。地震の規模や震度など詳しいことは分かっていません。

 被害

震源の真上に位置する佐賀県では大きな被害となり、古湯温泉の城山が崩れ温泉が埋まるなど大きな被害が出ましたが、被害の全容は明らかになっていません。

679年 筑紫地震

地震の概要

679年の1月から2月ごろ(当時の日本の暦で12月)、現在の福岡県付近を震源とするマグニチュード6.5~7.5の地震が発生。震度など詳しい揺れの様子は分かっていません。

 被害

被害の記録が残っている最古の地震と考えられています。九州の北部で大きな被害になったとみられていますが、詳しい被害の様子は分かっていません。

まとめ

 

今まで佐賀県で壊滅的な被害を出した地震は知られていませんが、だから今後も大きな地震が起きないということではありません。佐賀県内にも活断層が存在し、ひとたび大きな地震が起きると甚大な被害となります。特に、これまで大きな地震をあまり経験していない地域では、耐震性の吹き建物が残っていたりして、被害が拡大する恐れがあります。「自分は関係ない」と思い込まずに家具を固定したり、食料や簡易トイレを備蓄するなどできることから備えを進めましょう。


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