【岡山県】3分でわかる過去の大地震「昭和南海地震・宝永地震・播磨国地震」

岡山県

「岡山県には大地震は来ない」と思っていませんか?地震が少ないのは事実ですが、過去には何度も大きな被害が出ています。過去に岡山県を襲った地震の中から3つの地震を紹介します。

1946年 南海地震 

地震の概要

1946年12月21日午前4時19分、南海トラフの紀伊半島沖から四国沖までを震源域とするマグニチュード8.0の地震が発生。岡山県や三重県、高知県、それに兵庫県淡路島で震度6の激しい揺れを観測しました。2年前には南海トラフの東側で「昭和東南海地震」が起きています。ほかの南海地震と区別するために「昭和南海地震」と呼ばれています。

 被害

この地震では太平洋に面している地域だけではなく、瀬戸内海に面している岡山県でも大きな被害が出ました。中国地方の中でも岡山県で揺れが強かったとみられ、478棟の建物が全壊するなど大きな被害が出ました。また岡山県にも津波が押し寄せましたが、大きな被害はありませんでした。この地震による岡山県何の死者は51人。

1707年 宝永地震 

地震の概要

1707年10月28日、南海トラフの東海沖から四国沖までを震源域とするマグニチュード8.6の巨大地震が発生。静岡県から高知県にかけて震度7相当の非常に激しい揺れに襲われたとみられています。宝永地震は記録がある南海トラフ巨大地震の中で最大規模です。

 被害

この地震でも岡山県では大きな被害が出たとみられています。液状化や住宅の倒壊などがあったとみられていますが詳しい被害の様子は分かっていません。岡山県内では地震や津波によって塩田に大きな被害が出たことも知られています。

868年 播磨国地震

地震の概要

868年8月3日(当時の日本の暦では7月8日)、現在の兵庫県姫路市付近を震源とするマグニチュード7程度の地震が発生。震度など詳しいことは分かっていません。

 被害

この地震は記録が少なく、被害の全容は分かっていませんが、建物の倒壊などが相次いだとみられています。

まとめ

岡山県は南海トラフ巨大地震でも地震・津波によって大きな被害が出ると想定されています。決して他人事ではありません。「自分は関係ない」と思い込まず、いつ地震が来てもいいように、家具を固定したり、食料を備蓄するなど、できることから備えを進めましょう。

 
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