【新潟県】3分でわかる過去の大地震「新潟県中越地震・新潟地震・善光寺地震」

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新潟県では「中越地震」や「中越沖地震」など近年だけでも繰り返し大きな被害が出てきました。しかし、これ以前にも繰り返し大きな被害が出ていました。その中から3つの地震を紹介します。

2004年 新潟県中越地震

地震の概要

2004年10月23日午後5時56分、新潟県中越地方を震源とするマグニチュード6.8の地震が発生。新潟県川口町で震度7の非常に激しい揺れを観測したほか、 小千谷市・小国町・山古志村で震度6強の激しい揺れを、長岡市・十日町市・栃尾市・越路町・三島町・堀之内町・川西町・広神村・守門村・入広瀬村・中里村・刈羽村で震度6弱の激しい揺れを観測しました。

 

被害

兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)以来2度目の震度7であったが、住宅がそれほど密集していなかったこと、雪国であるため建物が比較的丈夫にできていたことなどにより被害はかなり抑えられました。一方で上越新幹線では営業運転中としては初めての脱線事故が発生しました。脱線した「とき325号」はそのまま1km以上走り続けましたが脱線した場所が直線だったことや、対抗列車がいなかったことなど数多くの幸運が重なり、1人のけが人も出ませんでした。この地震による県内の死者は68人。

1964年 新潟地震

地震の概要

1964年6月16日午後1時1分、新潟県の沖の山形県寄りを震源とするマグニチュード7.5の地震が発生。新潟県新潟市・長岡市・村上市・相川町、山形県新庄市・酒田市・鶴岡市、この他宮城県、福島県でも震度5の揺れを観測しました。カラー映像で数多くの被害が記録された最初の地震です。

被害

この地震では特に液状化現象によって甚大な被害が出ました。信濃川沿いのアパートでは8棟のうち3棟が傾き、1棟はほぼ横倒しになりました。また最大4mの津波が押し寄せ、地震によって破損していたタンク(昭和石油新潟製油所)からガソリンが漏れ出し爆発炎上しました。この火災は国内最大規模のコンビナート火災とされています。新潟県内の死者は13人。

1847年 善光寺地震 

地震の概要

1847年5月8日、長野県北部を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生。長野県北部では最大で震度7相当の激し揺れに襲われたほか、新潟県でも震度6相当の激しい揺れに襲われたとみられています。

 被害

被災の中心は長野県でしたが、隣接する新潟県でも家屋の倒壊など大きな被害が出ました。詳しい記録は残っていませんが長野県と新潟県で合わせて3万棟の建物が全壊し、1万が犠牲になったと考えられています。

まとめ

新潟県は昔から地震が多い地域です。大地震はいつ、どこで起きるかわかりません。「一度地震が起きたら当分起きない」といった根拠のない思い込みは捨てて次の大地震に備えましょう。

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