【長崎県】3分でわかる過去の大地震「島原地震・宝永地震・壱岐対馬地震」

長崎県

長崎県を襲った過去の大地震を知っていますか?長崎県は過去に何度も大きな被害が出ていきました。過去に長崎県を襲った大地震の中から3つの地震を紹介します。

1922年 島原地震

地震の概要

1922年12月8日午前1時50分ごろ、長崎県の千々石湾(現・橘湾)を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生。震源付近では強い揺れがあったとみられていますが、詳しい震度は分かっていません。また同じ日の午前11時2分にもほぼ同じ場所を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生しています。

 被害

特に長崎県南部で被害が大きく、195棟の建物が全壊しました。被害は特に南島原市の北有馬に集中したとみられていて、ここだけで11人が亡くなりました。長崎県全体の死者は26人。

1707年 宝永地震

地震の概要

1707年10月28日、南海トラフの東海沖から四国沖までを震源域とするマグニチュード8.6の巨大地震が発生。静岡県から高知県にかけて震度7相当の非常に激しい揺れに襲われたとみられています。宝永地震は記録がある南海トラフ巨大地震の中で最大規模です。

 被害

被害の中心は太平洋に面した地域でしたが、九州の沿岸を回り込んだ津波が長崎県にも押し寄せました。宝永地震は全国的に被害の全容がわかっておらず、長崎県内の被害も詳しいくことは分かっていませんが、長崎市内で浸水被害が発生したということです。犠牲者がいたかどうかも不明です。

1700年 壱岐・対馬地震

地震の概要

1700年4月15日(当時の日本の暦で2月26日)、長崎県壱岐と対馬の間を震源とするマグニチュード7程度の地震が発生。韓国でも被害が出ていることから対馬と韓国の間を震源とする説もあります。この地震で壱岐で震度5~6程度の強い揺れがあったとみられています。

 被害

壱岐と対馬で被害が大きく、特に壱岐では家屋の大半が崩壊したほか、石垣や墓石の倒壊も多数発生しました。家屋の倒壊が89棟という記録があるだけで人的被害など詳しいことは分かっていません。

まとめ

あまり知られていませんが、長崎県内にも活断層が存在し、ひとたび大きな地震が起きると甚大な被害となります。また雲仙普賢岳の噴火活動に伴う大きな地震が発生することがあります。「自分は関係ない」と思い込まずに家具を固定したり、食料や簡易トイレを備蓄するなどできることから備えを進めましょう。


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