人が死なない防災

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台風情報の正しい見方 ほとんどのマスコミは間違っている!?

台風情報の正しい見方

台風20号と台風21号が相次いで発生、ともに日本に近づく予想になっています。しかし、台風情報の正しい見方を知らないと「台風21号はでかくなる」といったような間違った捉え方をしてしまいます。このような誤解をしないためにも台風情報の見方をしっかりと押さえておきましょう。

 

予報円は何を意味する?

予報円は指定された時間に台風の中心が円の中に入る確率が70%、外れる確率が30%であることを示した円です。

 

この円が小さければ小さいほど予測の誤差が少ないことを意味していて、円が大きいと予測が定まっていないことを表しています。

 

よく大きな予報円を見て「台風が巨大化する」「日本列島を飲み込むような予想だ」といった見当違いな捉え方をする人がいますが、

台風が大きくなるわけではありません!

 

予報円が大きいのは予測が難しいからであって、台風のサイズとは一切関係ありません。

 

ちなみに、この予報円は近年急速に小さくなっています。「以前に比べて予報円が小さくなったな」と感じている人も多いのではないでしょうか?

中心線は何を意味する?

台風情報の中心線に意味はありません。気象庁のホームページでは中心線は表示されません。(表示するように変更することもできます)

 

では、中心線は一体何なんでしょうか?これはマスコミなどが台風情報の地図を作成するときに円の中心が分からないと作図ができないので中心の場所を示しているだけです。

 

できれば、中心線を表示しない方がいいのですが、なぜか多くの報道機関は中心線を表示しています。そのことが誤解を招く原因にもなっています。さらに中には円よりも中心線の方が強調しているマスコミもあります。

各マスコミなどの台風情報を比較

気象庁

気象庁 台風情報の正しい見方

気象庁の台風情報は中心線が表示されておらず分かりやすくなっている。(中心線を表示するように変更することもできます)

NHK

NHK 台風情報の正しい見方

NHKは中心線を表示している。用法円のほうが若干強調されているが、誤解を招きやすい地図になっている。

日本テレビ

日本テレビ 台風情報の正しい見方

日本テレビは予報円が点線なのに対し、中心線が太い線で描かれていて誤解を招きやすい。また時間が中心を指していて、台風が中心線に沿って通るという風に誤解を招く。

TBS

TBS 台風情報の正しい見方

TBSは予報円を強調しているが、中心もバツ印で強調していて、誤解を招きやすい。

テレ朝

テレ朝 台風情報の正しい見方

テレ朝は番組によって少しずつ地図が違うが、予報円と中心線をほとんど同じ線で表現しているものが多い。また時間が中心を指していて、台風が中心線に沿って通るという風に誤解を招く。

フジテレビ

フジテレビ 台風情報の正しい見方

フジテレビは予報円と中心線は同じ線で表現されているが、時間が中心を指していて、台風が中心線に沿って通るという風に誤解を招く。

ウェザーニューズ

ウェザーニューズ 台風情報の正しい見方

ウェザーニューズの台風情報は「意味のない中心線」が予報円よりもかなり強調されていて誤解を招きやすい。

Yahoo! JAPAN

Yahoo! JAPAN 台風情報の正しい見方

Yahoo! JAPANの台風情報は中心の点のみ表示されていて中心線は表示されていない。他のマスコミに比べれば誤解を招きにくい表現になっている。

 

このようにほとんどのマスコミは知ってか知らずか中心線を誇張して誤解を招く表現をしています。それが原因で「台風は中心線を通る」と誤解している人も多いのではないでしょうか?

 

しかし、中心線に意味はありません!

まとめ

台風の中心が指定された時間に予報円のなかに入る確率が70%、台風が大きくなるわけではない、台風情報の中心線に意味はない、このことを頭に入れて台風情報を見るようにしてください。今の技術で台風のサイズ(強風域の直径)を予想することはできません。

 

繰り返しになりますが、

中心線に意味はありません!