情報の種類
大雨災害の時に発表される情報は大きく分けて3種類あります。
気象庁は国土交通省の管轄下にありますが、ここでは分けて考えています。
1.気象庁が発表する情報
大雨特別警報
大雨警報
洪水警報
土砂災害警戒情報
記録的短時間大雨情報
など
2.国土交通省が発表する情報
氾濫危険情報
氾濫警戒情報
など
3.自治体が発表する情報
避難指示(緊急)
避難勧告
避難準備・高齢者等避難開始
気象庁が発表する情報の意味
大雨警報
大雨によって死者が出るような重大な土砂災害や浸水害が発生するおそれ。
土砂災害警戒情報
過去の土砂災害発生時に匹敵する極めて危険な状態。この情報が発表されたら安全に避難できる最終段階。
記録的短時間警戒情報
1時間に100ミリ前後の数年に一度しかないような記録的な大雨が降り、災害の危険が迫っている。この情報が繰り返し発表さらたら高確率で災害が発生する。
大雨特別警報
数十年に一度しかないような記録的な大雨になっていて、重大な災害の危険が著しく高まっている。すでに発生していてもおかしくない状態。この段階での避難は手遅れで、避難完了をあらためて確認する段階。
国土交通省が発表する情報の意味
氾濫注意情報
氾濫注意水位に達し、氾濫に注意が必要な時に発表。
氾濫警戒情報
避難判断水位に到達、もしくは一定時間後に氾濫危険水位に達すると見込まれる場合に発表。「避難準備・高齢者等避難開始」発表の目安。
氾濫危険情報
氾濫危険水位に達し、いつ氾濫してもおかしくない状況の時に発表。「避難勧告」発表の目安。
氾濫発生情報
氾濫が発生し、押し寄せてくる水に対する警戒を呼び掛けるときに発表。「避難指示(緊急)」発表の目安。
自治体が発表する情報
避難準備・高齢者等避難開始
災害の恐れがある時に発表。いつでも避難できるように準備をし、子供や高齢者、障害者など避難に時間がかかる人は避難を開始。周りの人は安全な場所に連れて行ってあげるなど、支援をお願いします。
避難勧告
災害の危険が高まった時に発表。災害が迫っているため、対象地域のすべての人が速やかに避難する必要がある。安全に避難できる最終段階。
避難指示(緊急)
災害の危険が著しく高まった時に発表。災害が差し迫っているか、すでに災害が発生している状況で発表され、万が一逃げていない人がいる場合は、緊急に避難するよう指示する情報。しかし、この情報が出たときには、すでに手遅れのこともある。